【体験談】出産日のリアルな一日を振り返る!【妊娠・出産】

出産・育児

妊娠していることがわかった時は嬉しい気持ちもありましたが、同時に陣痛や出産に対しての恐怖も強く、出産日を迎えるまでものすごく不安でした。
だってとにかくすごく痛くて辛いイメージしかない…
実際、予定日を過ぎても陣痛が来ないことに少し安心していました(笑)

今思えば、出産を迎えるにあたって誰かの体験談を読んで、少しでもイメージが掴めていたらまだ良かったのかな?と思います。

このページでは、私の出産した日の一日を書いていきます。
これから出産を迎える方が、これを読んで少しでもイメージを掴んでいただけたら幸いです。

自己紹介

年齢…30代半ば、四捨五入すると40になります
身長…170cm
体重…初診時53.5kg、最終検診時67.4kg
妊娠も初めて。

もともと排卵障害(私の場合は、卵子は育つが排卵せず卵巣に溜まっていた)による生理不順だったので5年ほど温経湯を服用、ここ2年くらいは1か月半で生理が来るようになりました。以前の生理周期は3か月~半年くらいでした。

妊活期間は1年半くらい。
妊活と意識してしいたわけではなく、週1~2回程度なかよくしていて自然と授かりました。
なので妊娠に向けて気を付けていたことは特にありません。

里帰りで、旦那さんの立ち合い出産。
とはいえ隣の県なので、病院までも電車で一時間弱だったので、旦那さんには直接病院に来てもらいました。

8:30 起床

予定日を過ぎて4日経ち、今日産まれれば推しと同じ誕生日になるので、今日こそ出産できたらなぁと思いつつ、午前中に陣痛なかったら無理だなと思っていました。
陣痛を起こす方法を検索しながら、一か八かでこっそり自慰行為。赤ちゃんが大きいせいか、終わるまで時間がかかった。そして終わっても何も変わりませんでした。

12:00 昼食

検診で体重を言われていたので直前には食べたくなかったのですが、母がうどんを茹でていたので仕方なくありがたく半玉ほどいただきました。

14:00 妊婦検診

腹圧と胎児の心電図?を図る検査を30~40分ほどしました。
それから先生の診察へ。一週間で体重が1kg増えていて、これは流石に心配、心当たりはあるかと聞かれたので、昼のうどんのせいにしました。
微かにピリッとした雰囲気から一転、笑ってもらえて良かったですw

そして内診。もう子宮口は3cm開いているので今頃フーフー言っててもおかしくなさそうですけど何ともないですか?ときかれましたが、その時点では本当に何ともなかったです。
最後に「刺激しときますねー」って内診の時に入れている何かでグリグリと触られて、結構痛かったです。いつもそこそこに痛いのですが、いつもより痛かった…!

15:30 なんだか痛い…?が、買い物へ

病院を後にすると、何か軽い生理痛のような痛みが…?グリグリされたから?と疑問に思いましたが、陣痛だと信じたいような信じたくないような気持ちでいました。
母が車で迎えに来てくれて家まで送ってくれようとしましたが、大丈夫そうだと思いそのまま買い物に同行。
道中、断続的に痛みがあるから「ん?怪しい…?」と思いながら、そこまで強くなかったので気にしないようにしていました。
だって初産婦さんは陣痛~出産まで10~12時間くらいだったはず。病院からは、陣痛が10分間隔になったら電話をくださいと言われていました。
でもて痛みだしたの今だし…10時間なんてまだまだ先じゃないか、と思いつつ念のため間隔を測ってみたら、すでに5分間隔。

?????

いやいやいや、でももうだいぶ家から離れちゃったし今から引き返して貰うのも悪い、という謎の気遣いを発揮していたらイオンに到着。
歩けば痛みも和らいだりして治るかも、なんて思っていたけど相変わらず断続的な生理痛(?)。
痛みの強さは変わらないけど、なんか間隔が5~2分くらいで短くなってました。
母に陣痛ってどんな痛みか尋ねてみると「波があるけど、痛いときは歩けないくらい痛いわよ」と言われたので、じゃあこれは陣痛じゃないのかなぁ。

18:00 帰宅

病院に電話すべきか悩んでいました。ちょうど診療時間も過ぎてしまったので、かけるとしたら緊急連絡先。そこまで強い痛みじゃないからなんか申し訳ない…
でも陣痛だったら困るので、思い切って電話!
「まだそこまで痛みが強くなさそうなので、お風呂入ってお食事とってください。また1時間半~2時間後くらいに電話くださいね」とお言葉をいただきました。

やはり、陣痛、なのか…ついに……

ちなみに「なんで早く連絡しなかったんだ」って怒られるのが怖かったので、5~10分間隔ですって嘘をつきました。ごめんなさい。その時はもう2~5分でした。
それから旦那さんに連絡。立ち合い出産の予定だったので、旦那さんにも一応向かってもらうように連絡しました。

18:30 入浴

シャワーを浴びていたら、いよいよ痛みが強くなってきました。痛い波がくると、ちょっと歩きたくない感じ。

この時、入院バッグと陣痛バッグを一緒にしていたのですが、なんとなく「飲み物や食料系はすぐ出せるようにしといた方が良いかも」と入浴後にリュックに詰め替えました。
この行動はマジでしといてよかったと思います。

19:15 陣痛本番

母がご飯を用意してくれましたが、2分間隔くらいで強い痛みがおとずれ、さすがに大きく深呼吸して足を延ばさないと居られない感じになってきました。でも波が去ると普通。

これが陣痛ってやつか…!!痛すぎる!!!!!(((( ゚Д゚))))

正直とてもご飯なんて食えたもんじゃない。でも食べて来いって言われたから…!!と痛みの合間で2~3口食べましたが、それ以上は無理でした。
そして病院に電話すると、30分以内に来て下さいとのこと。30分もかかったら死ぬと思うくらい痛かったです。

19:25 病院へ

あいにく夕方から大雨になっていました。
陣痛の合間で車に乗り込み、いざ出発。
10分ほどの距離なのですが、座っている体勢と車の揺れが本当に辛くて、こんなに10分が長く感じた日はなかったです。
痛みとともに途中で下着が濡れている感じがしてきました。
破水するときは音がするって聞くから破水ではないだろうな、痛くて力が入ってしまうから漏らしたんだろうなとぼんやり思いましたが、もう痛すぎて何でもいいって感じでした。

19:35 入院

旦那さんは駅からタクシーで向かってくれて先に着いていました。
車から降りた瞬間は良かったのですが、ほんの数メートル歩いたときに陣痛の波が襲い、杖をつくお年寄りのような体勢でフーフー言って波が去るのを待ちました。
それを見かねた旦那さんが車椅子を借りに先に向かってくれて、波が去った瞬間に私も入り口へ向かい中に入りました。
まだ誰もおらず、いつもより暗い待合室がちょっと新鮮だなぁなんて思いながら椅子に座りました。
するとエレベーターから車椅子を押した助産師さんが迎えに来てくれました。

19:40 分娩台へ

すぐに分娩室に通されて、慌ただしく準備する助産師さんから、服はその辺に脱ぎ捨てて良いから全部脱いでガウンに着替えるよう言われました。
ズボンとパンツを下した時に、血が付いていました。だから車の中で濡れた感じがしてたのか…!!
朦朧としながら「わ、血が出てる」と口にしたのを覚えています。
そしてスキニーパンツがすぐ脱げず大変だったので、脱ぎやすいズボンかスカートにすればよかったと思いました。

陣痛の波が過ぎるのを待ってから分娩台に上がり、両足が汚れないようにカバーをしてくれました。
不織布のサイハイブーツを太もものところで紐で留める感じです。
部屋が寒くないか聞かれましたが、適温でした。
台に上がって「いよいよこの時が来たか…!」と思うと痛みがさらに強くなったような気がします。
足元の台が上がり、膝を立てる体勢に。ドラマで見たことあるやつや、コレ。

助産師さんは2人おり、迎えに来てくれた方は足元に、もう一人は左腕に点滴をしてくれてました。
事前の検査で産道に雑菌がいると言われていたので、抗生剤を投与するための点滴です。
結局左腕は点滴がうまく入らず、右腕から入れてもらうことに。

その間に「身体の準備がまだできてないから、いきまないようにね~」と足元から声が。
そしていきみ逃がしのための呼吸で「フー ウン」と息してみようとのこと。
「ヒッヒッフー」が来るのかと思ってたので「違うのか」と思いましたが、それっていきむときの呼吸法ですもんね。
痛みの波が来ると、自分でもあまり聞いたことないような声で「フー!ウン!」と言ってました。恥ずかしいけどもう構ってられなかったですw
旦那さんは右手に手を添えてくれて、一緒に言ってくれてました。ありがとう。

陣痛の合間に、助産師さんたちが話しかけてくれて、少し気を紛らわしてくれました。
自分たちは生れたときの体重はどれくらいだったかとか、シャワーとご飯は済ませてこれたかなど…
「ごはん少しでも食べてきて偉い偉い」と言ってもらえて、そんなことで褒めてもらったの何十年振りなの…とちょっと泣きそうになりました(笑)

いよいよ本番

そうこうしてどのくらい経ったか分かりませんでしたが、体感では数十分は経ってる感じがしてました。

すると「そろそろいきむ練習をしてみましょうか」と言われ、分娩台の両脇に立っている棒をつかむように言われました。
え、これから練習…そうだよねいきみ逃がしだったもんね…そのあと本番…?今まででもだいぶ痛くてしんどかったのにこれからか、というのが正直な感想です。

少しでも楽なようにいきもうとすると上手く力が入らなかったり、助産師さんたちもそれがわかるらしく、そうじゃない、ここに力入れて!とか、背中が浮いてる!など的確に教えてくれました。
そんなちょっとした力の入れ方も見た目でわかるのとはさすがだなぁと思いつつ、言われた通りにするのは大変だけど、力の入り方が違うのもはっきりわかりました。

途中で「パンッ」と音がして、水が流れ出ていく感覚がありました。
破水です。ちゃんと音がするんですね。水風船が割れたような感じです。

あーほんとに本番なんだな、暑いから髪の毛縛りたかったな、と陣痛の合間に手首のヘアゴムを見つめたりしてました。

産まれる瞬間

何回いきんだか覚えていませんが、繰り返しているとだんだんと産道に降りてきた感覚が。

「見えてきたよ!髪の毛ふさふさ!!」と足元の助産師さんが教えてくれました。
股の間にふさふさの頭が見えかかっているのを想像してしまいました。ちょっとこわい。でもあと少し!

陣痛の波は去りましたが、出口付近に大きなものが詰まっていて、皮膚が限界まで広げられているのがけっこう痛い。これが鼻からスイカとかバスケットボールってやつか。
逆に陣痛くるまで休みなのしんどい、と思った矢先に「陣痛来てないけどいきめそう?」と言われ「やります」と即答。

「先生そろそろお願いします」と助産師さんが言うと、隣の部屋から初めてみる先生が登場。同年代くらいの男の先生でした。当直は診察と違う先生なんですね…!そうだよね!
それから3回ほどいきんだら、頭が出る感覚と、出たあとはぬるぬると暖かいものが通り抜けて股に当たる感覚がありました。
それからちょっとしたらオギャーオギャーと、赤ちゃんの泣き声が…!!

終わった…!!!!

と、時計を見たら、20:30でした。想像していたより早かった。
助産師さんたちにもすごく早い!超安産!!頑張った!!!と、子供の時以来くらいたくさん褒めていただきました。

20:30以降 出産直後

お腹から赤ちゃんが出て行った直後、急に体温が下がったようで寒く感じました。
バースプランにすぐに抱っこしたいと書いていたので、本当にすぐ連れてきてくれました。
まだ血液などがついているので、ペットシーツのような紙に包まれながら、初対面。初抱っこ。

これが赤ちゃん…!!!君も長い間お疲れ様~!!!って心の中で思いました。

私はまだ分娩台に寝たままの状態だったので腕を回す程度でしたが、小さいながらもしっかり動いてるし泣いてるし暖かかったです。
見た目の印象は小さくて赤いなというのが第一でしたが、ちょっとだけうんこがついてることに気づいてしまいました。まぎれもなく私のです。
小学校の頃、保健の授業で「出産するときには一緒にうんちしちゃうこともあるのよ」と先生が言っていたのが衝撃的で、自分は出産するときは絶対に我慢しようと心に決めていたんです。
でも無理でした。
というか絶対に助産師さんがガーゼか何かで肛門押さえてくれてた感じがあったので、絶食でもしてない限りは無理だろうと思いました。

20:40 お腹もみもみと縫合

胎盤を出す作業が始まりました。
てっきり痛いのは出産までだと気が緩んでいましたが、とんでもない。
お腹をわりと強めに揉まれ始めました。左右にぐいぐいと、何かの生地を練るような感じです。
これが結構痛いし終わりがわからないので、地味に辛い。しかもわりと長くもみもみ。いつ終わるのこれ。
胎盤を出すのと、子宮の収縮をうながすようなマッサージだそうです。とくに赤ちゃんが大きかったので、直後からしっかりやらないと収縮に時間がかかってしまうんだとか。
どのくらい経ったのかわかりませんでしたが、最後は先生が引っ張り出す感じで胎盤が出ました。引っ張られているのも少し痛かったです。
引っ張られている胎盤というより、裂けていた産道が痛かったのかもしれません。

胎盤の処理や赤ちゃんの対応をしに助産師さんが居なくなった間、先生が縫合を始めました。
赤ちゃんが大きくて産道が所々裂けていたそうですが、筋肉まで裂けているような深い傷はないとのこと。
何が痛いって、縫合する長い糸を引っ張っているときですね。50センチくらいありそうでした。その先端には2センチくらいの三日月型の太い針。
途中で麻酔を打ってました。予防接種の痛みみたいな、膀胱炎の時の痛みのようなツーンとした感じでした。
そして再び縫合し始めたのですが、触られたいる感覚はまだ少しあって、なんとなーく痛かったです。

バースプランに「胎盤が見たい」と書いていたので、合間で胎盤を見せていただきました。こんな感じだったのか…!!胎盤もお疲れ様でした。

21:00くらい?

ようやく作業?が終わり、ガウンから入院着に着替えます。40分程度だったのに足が疲れてがくがくしてました。
そして冷静になったせいか、改めて寒さを感じて全身ががくがく震えていて、自分でも笑ってしまいました。
しかも子宮の収縮を促すために、下腹部に保冷剤を置いてもらいました。全身に大判のタオルをかけてもらいましたが、まだまだ寒かったです。
初乳をあげてとのことで、きれいに洗ってもらった赤ちゃんを連れてきてもらいました。
小さいながらもおっぱいを吸ってくれたことに感動…!

しばしクールダウンということで先生や助産師さんは居なくなり、その間に旦那さんと感想を言い合ったり、家族や親戚に連絡をしました。

22:45 病室へ

やっと分娩台から降りました。少しフラフラする感覚がありましたが、わりと普通に歩けました。
強いて言うなら、裂けて縫合したところが痛いくらいです。
病室に行く前にトイレ行くよう言われたのですが、行っても一滴も出ず。
1リットル近く点滴しているから出ないはずないと言われ、導尿していただきました。
その間に旦那さんが自分の荷物を病室から取ってきていたのですが、導尿中なので部屋に入れず。
鍵を私に渡すだけだったらしく、終電も迫っていたのでかなり焦っていたらしいです。ごめんよ、旦那さん。

23:00 病室到着

一通り室内の説明を受け、明日のお昼まで赤ちゃんは預かるのでゆっくり休んでねと言われ、安心してベッドに入りました。

改めて、全身の筋肉がものすごく疲労しているのを感じました。
ですが前日まで昼夜逆転生活になりかかっていたのもあって、今夜はなかなか寝付けなさそうだなと思いながら、旦那さんと連絡を取っては目を閉じて休みました。

まとめ

初日についてはこんな感じの一日でした。
午後からの陣痛でしたが、無事に推しと同じ誕生日に産まれてくれたことに感謝…!!
そしてたくさん励ましてくれた旦那さん、助産師さんたちにも本当に感謝しかありません。

普通の初産婦さんに比べると、私はかなり時間も早く楽な方だったと思います。
本当に出産は人それぞれ全然違うので、ぜひ色々な方の体験談を読んでみて下さい。そして私の体験談も参考の一つとなれば幸いです。

最後まで目を通していただき、ありがとうございました!

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